◆Nuclease Cleaner (ヌクレアーゼクリーナー)
Nucleaseのコンタミ除去や防止に
ニュータイプのRNase / DNaseコンタミ除去剤です
遺伝子を扱う場所ではRNaseやDNaseの除去が重要な課題となっています。
特にRNaseはオートクレーブでも分解除去できない酵素とされています。
対象溶液 : Nuclease Cleaner (ヌクレアーゼ クリーナー)
【ヌクレアーゼクリーナー】は、これらRNase / DNaseを不活性化することが可能です。
さらに芽胞形態の真菌(カビ)類も除菌できます。
また本製品は、非アルカリ、非腐食性、非発癌性なので、皮膚に穏やかで、安全にクリーンな研究環境の維持管理ができます。
■ヌクレアーゼクリーナーの使い方
1.実験台などの除去
専用スプレーで ヌクレアーゼ クリーナ を実験台表面
に直接噴霧し
ぺーパータオルで拭き取る。
2.器具・装置類の除去
ペーパータオルに十分量の ヌクレアーゼ クリーナ を
染み込ませ
器具の表面をよく拭くか直接噴霧する。
続いて、滅菌水を染み込ませたペーパータオルでよく
拭く。
最後に新しいペーパータオルで拭き取る。
3.プラスチック、ガラス器具類の除去
十分量の ヌクレアーゼ クリーナ を容器に注ぎ、撹拌し
内側表面全体に行きわたらせる。ヌクレアーゼ クリーナ
を廃棄し、滅菌水にて2回撹拌しながら洗浄した後は
乾燥させる。
■保存方法
10℃以下の冷暗所で保管ください。
(未開封で3ヶ月有効)
◆ご注文は
日本ジェネティクス(株)よりお問合せください。
▼Nuclease除去試験
除去試験液 : Nuclease Cleaner
コントロール :滅菌水
注:DNaseTはRNaseAと異なり、活性発現にはMgCl2が必要になるので、Nuclease除去試験
の方法
・RNaseA(0、20ug)をマイクロチューブの底で乾燥させ
たものとマイクロチューブに入れただけのものを用意
する。
・対象溶液およびコントロール1mlを各チューブに加え
て室温で1分間
・対象溶液およびコントロールを全て除去して、1ugの
total RNA(100ng/ul、10 ul)を加える。
・37℃で60分置く。
・1%アガロースゲル電気泳動
の方法
・DNaseT(0、20U)をマイクロチューブに入れる。
・対象溶液およびコントロール1mlを各チューブに加え
て室温で1分間
・対象溶液およびコントロールを全て除去して、1ugの
ゲノムDNA(100ng/ul、10 ul)とMgCl2(25mM)を
0.5ul加える。
・37℃で60分置く。
・1%アガロースゲル電気泳動
上記のように別途添加した。さらに、DNaseTは高濃度のグリセロールに
入った状態のものを使用したので、乾燥出来なかった。従って、上記のよ
うに溶液状態のままで試験を行った。